とある数学者で人気のある方のユーチューブで
インボイス制度について説明している
動画がアップされていた
自分は彼の動画は参考になる部分もある為たまに見ている
しかしながらこの説明には何故か不思議な部分があった
それは
『自分は今まで消費税は請求していなかったがこれで堂々と
請求できるしどこの国でもインボイス制度はある』
という部分
彼にとっての常識という部分は説明がされることはほとんどない
素人にとってそれはなぜ?という部分でもあるが
それは学者という性なのかもしれない
彼が言う『消費税は請求してこなかった』という部分
今まで自分が被ってきたというが
消費税は『売上税』であるため
どんな取引にも(一部例外はあるみたい)発生するものである
したがって
請求していない=消費税なし
というわけではない
商品が200だとして消費税20なのだから220の売値になる
それに関して仕入れ値が100で消費税が10になり
実際は仕入れ控除で消費税は20-10で10になる
とか言うような説明であった
いわゆる簡略化したために預り金であるかのような説明である
実際には個別の取引ではなく年間での売り上げに対して10%であり
仕入れ税額控除の計算で算出するものである
さて不思議に思ったことなのだが
消費税は請求していないという文言は間違いである
彼は元々課税事業者という事なので
実際はただ単に消費税額分の値引きでの取引だったというだけである
仕入れ控除で差し引くのは
請求金額の10%から差し引くことになるだけで
請求していない=貰ってない
とはならないのである
もっと簡単に言えば
輸出には消費税は発生しない為
仕入れ税額の方が多くなることもある
このため消費税還付の戻り金が発生する
(売上消費税≦仕入れ税)
彼の言う『貰ってない』とするならば上記のように還付されることも
ありえることになり消費税額も低くなるはずだがそうはならない
素人でも理解できそうなのにホントにわかってないのか?
それとも預り金説を今更否定できないのか?
不思議である