オリンピックは格別であり別格である
故に特別である
オリンピック開催の意義はこの
『特別』
という事に尽きるらしい
世界の情勢がどうであろうと特別なのだから開催する
開催以外の選択は持たず、いかにして開催するかだけを考察すべきで
他のスポーツイベントとは格が違うのだから対称にすべきでない
予算も別格でコロナ対策費なども上限がなく掛けられる
全ては『特別』なのだから
そう言ってのける元JOC参事
彼の主張は
「コロナはただの風邪であってこれを理由に
オリンピックの延長・中止は馬鹿げている」と初期のころから言っている
(ただの風邪なら風邪薬を提供してください)
さらには「4年に一度、世界の平和を作るという理念」を主張している
彼は平和の祭典の『平和』の意味を理解しているのだろうか
紛争地域の一時の平和という理念と
パンデミックでの感染拡大リスク無視は
どうやって結びつくのかが不明である
彼の主張が正しいとするのならば
オリンピックを開催することで
『その期間感染拡大に歯止めがかかる』ということだ
しかし今回のパンデミックという問題は
オリンピック開催という世界規模での人流を増やすことでの
感染拡大が懸念されている
もし彼の言う『特別』と『平和』を謳うのならば
このパンデミックに抗う手段として完全中止にしなければ
つじつまが合わない
彼の主張はパンデミックに対しては「火に油を注ぐ行為」の主張である
紛争であるなら「もっとやれとけしかける行為」の主張である
『平和の祭典』としての『特別』であろうことは
誰もが理解できることだとは思う
しかしながらパンデミックは開催することで広がる懸念があるという事を
考えれば「中止することにその意味がある」とならなければ
おかしい主張であると思うのだが、そうなっていないのはなぜなのだろうか
(中止することで世界的なパンデミック抑止力であると主張する)
このオリンピック開催期間に一時の平和をというのなら
開催している体での一時の停戦を呼び掛ければいいだけの話ではないのか
きれいごとを並べてはいるが後ろには莫大な金銭利益があること
すでに予算をかけていることが見え隠れしている
そしてその犠牲者は誰なのか日本国民だけで終わる話でもなくなりそうだが
目下の犠牲者はこの国の中にたくさんいるしこれからも出てくるのだろうと思う