gonosu’s blog

冴えない中年男の嘘も虚構もひっくるめてのストレス発散の場

作品に罪はない・・・のか?

テレビタレントなどが問題や犯罪を犯したとき

出ていたドラマや映画作品など

お蔵入りになることがある

バラエティでは注意書きや出演部分のカットか

モザイク処理になる

この時大抵議論になるのが

「作品自体に罪はなく放送するべき」

という論調

自分もそう思っていた

しかし今回の漫画原作者の逮捕に関して

作画担当のコメントに

この作品を見て不快に思う方

特に被害に遭われた方の心中云々という文言が

作品に罪はないのか?という問いの答えの

全てなのかもしれないと感じた

きっと「作品に罪はない」というのはその通りなのだろう

しかし犯罪を犯した演者・出演者には罪があり

いくらいい作品でもそこに出ている者が犯罪を犯している

そしてその被害者がいるということ

誰でも犯罪の被害者になる可能性はある

凶悪犯罪が起きたとき

その被害者のことばかりをクローズアップされ

被害者の人権はどうなっているんだという論調が起きることもある

そして犯人側には

精神鑑定だのなんだのと犯罪者ばかりの人権を擁護するように

テレビや裁判などで報じられる

この「作品に罪はない」という論調はその真逆なのではないのか

被害者側から見れば作品の内容なんて関係なく

そこに犯人がいて関わっているものでしかない

作品に罪はないと言っている人たちは

被害者のことなど関係なく自分はただ見たいだけなのではないかと

被害者の立場に立つことはなく

ただ深く考えてないだけなんだろうと

作品自体に罪はないが

そこに関係したものが罪を犯せば

その作品から被害者は犯罪の記憶が蘇り

不快な思いや精神的なダメージがぶり返されるという

そのことを考えれば

「作品に罪はないが放送・放映・連載は控えるべきである」

というのは真っ当な考えであると思う

意外と好きな続きが気になる作品だったので

残念である